『若冲展』と宗教的知性『悟り』
2016/05/21 Sat. 20:44 | 芸術 |
今日は三回目の『若冲展』、毎回見るたびに感じたことと、
次に新しい視点をもってまた見るで三回になってしまいました。
でも今回は今日で打ち止めです。
いやぁ、それにしてもいまさらながらマスメディアの力の恐さを知らされています。
今日は三回目で入室まで四時間近く、一回目が二時間、二回目が三時間待ちでした。
この混雑度はますますヒートアップ、マスコミの報道の力にちょっと踊らされ感もありますがすごいです。
もう、ディズニーランドみたいですね、
でもそれはほんとのことだと思います。
一枚一枚の絵がアトラクション、夢と希望、楽しさにあふれています。
それが江戸時代の中期に一人の絵師によって作られていたというのだから驚きです。
ぼくは今日も入り口で鉛筆を借りて楽しみながらメモ取りました。
今回は宗教的悟り・・・というちょっと難しい、訳が分からなくなるかもしれない心の窓で
若冲さんの作品群と対峙していきました。
まぁ、たくさんメモ取りましたから熟考して、今後に役立てていきたいと思っています。
都美術館の構内ですがこの列が幾重にも折れ、都美術館を半周囲んでいます。 この時点で160分待ちだそうです。
そのうちの一つなんですがくじらと象さんの屏風画があります。「象と鯨図屏風」
それと「蓮池図」がありますが鑑賞の順序が逆ではないかと思いました。
というのは「象と鯨図屏風」が寛政九年(1797年)作、「蓮池図」が寛政二年(1790年)作ですので
この二つの画の間には7年から8年の月日が経っています。
若冲画師の釈迦三尊像や動植綵絵が明和の時代で、その当時で仏性の輝きを表現されていますから
晩年の若冲画師の絵師としてのレベルの高さだけでなく、精神性、宗教的知性、「悟り」という部分も
無視するわけにはいきません。
その信仰という窓からこの二つの画、「象と鯨図屏風」と「蓮池図」を観ていくと、
明らかに悟りの境地が違います。
ですから、この二つの順序は今後入れ替えた方がよいのではと思ってしまいました。
「蓮池図」には諸行無常、諸法無我、涅槃寂静の仏の三法印が読み取れるし、
「象と鯨図屏風」にはそこから導き出せるこの世とあの世の世界の本質部分が描かれているような気がしました。
他にもマス目の彩色画はあの世の世界がこの世に誕生した世界観、
この世の仏国土ユートピアの世界を描いているように思えました。
まさに若冲1000年後の世界を先取りして画に表した??・・・・
「千載具眼の徒を俟つ」ではないでしょうか。
論理は飛躍しすぎているかもしれませんが、こういう鑑賞の仕方もありと思っています。
いかがでしょうか。。。
イメージングこそ、あなたの未来の設計図。
繰り返し発射される思念は、必ずや実現するものだ。
『心の指針 17 イメージングの力』 より
慈悲とは、実は、「世界観の転換」なのです。「この世に生きている、人も、動物も、植物も、宇宙の人たちも、
あるいは、地球も、太陽も、月も、ほかの星も、すべてのものが、自分という生命を躍動させるために創られている。
そういう、ありがたい世界として、すべてが創られている」という世界観なのです。
「Are You Happy?」2011年6月号より
◇アー・ユー・ハッピー?
◇心の指針 You Tube 自分を活かす道 ―大川隆法総裁 心の指針132―
◇幸福の科学公式インターネット番組「ザ・ファクト」
マスコミ報道では知りえないことがわかるインターネット番組。
☆日暮里発 吹かそう幸福実現の風
更新 new!日暮里から幸福実現の風を送っています。
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